冷たいアイスを食べたとき・・・
熱いお茶を飲んだとき・・・
冷たい水でのうがいで・・・
キーンとしみたことはありませんか？

じつはそれが知覚過敏です。
体のなかで一番硬い部分エナメル質は歯の表面を覆って
冷たいもの、熱いものなどの刺激が内部に入り込まないように守っています。
エナメル質がすり減ったり、欠けたりしてなくなると「しみる」と感じるようになります。 

知覚過敏はさまざまな原因が重なり合って起こります。
代表的なものをいくつかあげてみます。
思い当たることはないでしょうか？

1. ・歯ぎしりや噛みしめでエナメル質にヒビが入った
2. ・歯ぎしりで歯がすり減った
3. ・ゴシゴシみがきでエナメル質を削った
4. ・歯ブラシが硬すぎた
5. ・歯みがきをしすぎた
6. ・歯周病で歯ぐきが下がった
7. ・すっぱい飲食物で酸蝕症
8. ・ホワイトニングしすぎた

気軽に生活のなかに取り入れられる予防方法　　　（セルフケア篇）

１・歯ブラシは「やわらかめ」と表示されたヘッドの小さめの歯ブラシをお選び下さい。
　　やわらかめでコンパクトな歯ブラシはブラッシング圧がかかりにくく
　　小回りが利いてラクにみがけます。

２・歯みがき剤は、フッ素の配合された知覚過敏用の歯みがき剤をお選び下さい。
　　フッ素は歯質を硬くし、虫歯予防に効果があり、知覚過敏用歯みがき剤は刺激から
　　歯を守る効果があります。

３・飲食は、酸性度の強いお酢を使った料理、柑橘類、酢酸飲料、炭酸飲料なども酸性度が
　　多いのでお気をつけ下さい。
　　酸っぱい物を飲んだり食べたりしたあとは、３０分ほど歯を磨かないようにします。
　　食べた直後に磨と、酸によって弱くなったエナメル質が失われやすいためです。

セルフケアだけでは痛み（しみる）症状が続いてお困り方　　（治療篇）

つらい症状が続く場合は、失ってしまったエナメル質の代わりに
コーティング剤やレジンを使って表面を覆います。

※保険治療でおこなえます。